フラッシュメモリで容量が同じなのに価格が大きく異なるのは何故か
現在、さまざまなフラッシュメモリ製品が数多くありますよね。SDカードやUSBメモリ、SSDなど。
そして、多くの方が買う時に「容量同じなのに何でこんなに値段が違うの!?」と悩みませんでしたか?
ここではザックリとした違いと少々闇に迫った部分をお教えします。
1、転送速度が違いませんか?
安価な物は具体的な数値を濁していませんか。読込み速度(リード)しか書いてないなど。
2、機能が違いませんか?
安価な物は防水、耐衝撃、耐磁石、耐X線、耐温度差などの安心安全の機能や、長寿命を表すMLCなどの単語は表記されていないはずです。
3、大手メーカー製ですか?
ここからちょっと闇?に入ります。フラッシュメモリの中身は、データを記録する「メモリチップ」と、アクセス時にメモリチップのどこを読書きするのか制御する「コントローラチップ」からなります。実は、メモリチップを製造できるメーカーはそれほど多くありません。それなのに色々なメーカーから発売されているのは「メモリチップを買っているから」です。メモリチップの製造元では、同じように生産してもどうしても個体差が生まれます。そこで、速度の安定性など様々なテストをして、それらを突破出来た優秀なメモリチップはメモリチップメーカーが自社で使ったり、大手メーカーへ行きます。こうして高価ですが高品質のフラッシュメモリ製品ができます。中級クラスのものはそこそこ名の知れたメーカーへ。残念ながら、、、のものは当然安価なので、聞きなれないメーカーが買います。なので、驚くほど安価で販売できるのです。
そして、忘れてはいけないのは先ほど登場したコントローラチップ。これがおバカだと、メモリチップの同じ領域ばかり読書きをします。その部分だけ酷使されるので寿命が縮まってしまいます。優秀なコントローラチップは、きちんと全領域順番に使用するので寿命が長くなります。結局、大手メーカー製の方がメモリチップ、コントローラチップが優れているので長寿命ですが、高価になります。
※もちろん、ゴミを売っているわけではありません。
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「消した」なら復旧できる場合が多いですが、「消えた」データはまず戻ってきません。大切な思い出を失うことの無いよう、きちんとしたものを選びましょう。
安物買いの銭失いという言葉がありますが、どんなモノでも安いモノにはワケがあります。安い!買うぞ!!と直ぐに飛びつかず、何で安いんだろう?と一旦立ち止まって考える必要があります。