「省エネだから」の行動に注意!
エコ製品がたくさん普及しましたね。自動車や家電などはその代表です。
今回は「省エネ(エコ)だから」が結果として「ムダに繋がる」という部分について書きます。
LEDを例にしましょう。長寿命で消費電力が少なく、とてもエコなのがうれしいですね。
しかし、普段から使っている蛍光灯や白熱電球からLEDにしただけなら良いですが、「省エネだから」とLEDをインテリアグッズや装飾品にたくさん使っていては、消費電力は増えてしまいます。「省エネだから屋外にセンサーライトをつけた」とか、「省エネだからイルミネーションを施した」と言うのも同じです。
クルマのカスタマイズも、省エネだからとLEDを多用すると消費電力が増えます。エンジンを積んだクルマは、ガソリンを燃やして電気を作り出しています。消費電力が増えると、発電機(オルタネータ)がたくさん発電しようとするので、負荷がかかり、結果として燃費悪化につながります。元から電装品をたくさん使っている場合は、渋滞時などに発電が追い付かなくて想定外のバッテリ上がりを起こす危険性もあります。
自動車自体も同様です。エコカーにして燃費が良いから利用頻度が増えたとか、ドライブ行く機会増えたなんてことはありませんか?
液晶テレビが出た時、「ブラウン管テレビより省エネだから」とインチアップしませんでしたか?「もともと20インチだったのをこの機会に32インチにした」など。我が家もそうでしたorz
これらは、「同じ条件でシフトするならエコ」ですが、「エコだから」とサイズを大きくしたり、多く使ったりするこれらの行動は、結果として余分な消費に繋がっています。
「エコ」や「省エネ」に惑わされて、お金やエネルギーをムダにしないように気を付けましょう。
毎度おなじみの呟き
ただのムダだけで済めばいいですが、近年、省エネのLEDが普及したため、今までは光が無かったさまざまな場所で照明を多用するようになり、自然の生態系が狂う可能性が懸念されています(光害)。確かに近所でも街灯が増えたり、LEDに変わって明るくなった場所があります。 常に明るい状態の「眠らない街」が自然界に与える悪影響について、考えないといけない時が近々来そうですね。