オススメのサイクロン式掃除機はコレ!
先日、『掃除機は「紙パック式」と「サイクロン式」のどっちが良いか』と言うブログを書きました。そこで”オススメは紙パック式”としましたが、「どうしてもサイクロン式が欲しい!」と言う方に向けてご紹介します。
サイクロン式クリーナーは紙パック式に比べて新しい技術なので、各社はいかに高性能な遠心分離技術を開発できるか必死です。モデルチェンジの度に「おっ!」ってなる変化もあり、そういった意味ではまだまだ改良が期待できる一面もあります。
さて、オススメの製品の登場です。紙パック式と違って一長一短が激しくて、絞りにくいので下記特徴を参考にしてこれらから自分に合った製品を選んでください。なお、基本的に上位モデルです。それ未満だと、あのダイソンであっても遠心分離性能が乏しいのでメンテナンス頻度が高くなります。
ダイソン「V〇シリーズ」「Ballシリーズ」
※Motorhead+モデル除く
例:Dyson V4 Digital Absolute、Dyson Ball Animal+Fluffyなど。
安定の吸引力がしっかり続きます。例えば、大きなものやビニールを吸わせてしまい、「ズボボボ・・・」となってしまっても遠心分離に大きな影響はなく、吸引力が低下しにくいです。そして、ワンタッチでゴミを出せるので、こまめなゴミ捨てを簡単に実行できます。
欠点としては、ゴミを捨てる時に舞いやすい事、ダストボックスは水洗い不可で、しかもメンテナンスしたいときに分解できる部分も限られるので、ムシなどを吸い込むと悲惨な目に遭う事です。ふき取るしかありません。
※Ball Motorhead+はお手頃価格ですが、ヘッドが旧タイプで吸い付いて動かしにくく、不満が溜まりやすいのでオススメしません。
三菱「風神シリーズ」
例:TC-ZXH30P、TC-ZXH20Pなど。
あまり知られていませんが、日本企業で初めて”本当のサイクロン掃除機”を開発したスゴイメーカーです。遠心分離する場所と、ゴミの溜まる場所が分かれているので、ニオイが非常に少ないです。分解清掃も、パーツが大きくて数が少ないので非常に簡単です。ヘッドに溜まった髪の毛や糸くずは、ブラシを横から引き抜くと取れるように出来ているので、メンテナンスのし易さはトップレベルです(非公式なやり方では、ブラシを停止して強運転のまま引き抜くとゴミがそのまま吸われてとっても楽です)。ゴミの圧縮はありませんが、大容量なので特に支障ありません。ホースも細めで取り回しは良好です。
欠点としては、低回転が苦手なようで「弱」でも割と強くててうるさい事、ゴミ捨ての時に舞いやすい事、何かを詰まらせて「ズボボボ・・・」となると直ぐにフィルタへゴミが流れてしまう事です。
パナソニック「SR〇〇Gシリーズ」
例:MC-SR560G、MC-SR36Gなど。
クリーンセンサ搭載で掃除のし過ぎのムダと、エコナビで電気のムダを省けます。他社同等性能を持った製品と比べると、運転音の静かさはトップクラスです。ヘッド部分も吸い付きすぎないので「本当に吸ってる?」(※ちゃんと吸ってます)と言うくらい軽く動きます。ゴミ圧縮機能があり、更に捨てる時はワンタッチボタンなので、サイクロン式にかかせない”こまめなゴミ捨て”が楽に実現できます。親子ノズルで立ったまま隙間の掃除も出来ます。小型軽量で女性でも扱いやすく、主婦目線の良く出来た製品です。
欠点として、ダストボックスは水洗いできますが、三菱と比べると分解できる範囲が限られるのでメンテナンスしにくい事、フィルタを外す時に気を付けないとゴミが内部(モータ部分)へ落ちてしまう事です。
以上の事から客観的に判断すると、
吸引力が持続する、吸い付かせてしっかり吸わせたい、ザツに扱ってもタフ・・・ダイソン
ニオイが出にくい、しっかり洗えて衛生的、メンテナンスが楽・・・三菱
音が静か、ヘッドが動かしやすい、クリーンセンサなど便利機能豊富・・・パナソニック
となります。ほんと、難しいですよね。なお、サイクロン式はどれを選択しても必ず「分解清掃のメンテナンス必須」が付きまといます。そして、これらは約4~10万円の高価格製品となります。 紙パックは不要ですけど、メンテナンスに掛かる時間はケタ違いに多いです。一旦冷静になって、予算や自分の性格などを客観的に考えてから決めましょう。私はあくまでも紙パック式をオススメします。