頑張れ日本!なブログ

衰退傾向にある日本 でも日本は実は恵まれているのだ

メルカリ便「匿名配送」の問題点

大人気フリマアプリの「メルカリ」を利用しているユーザの方は、ヤマト運輸の”らくらくメルカリ便”か、日本郵便の”ゆうゆうメルカリ便”を利用することが多いと思います。

 

例えば、化粧品やCD・DVD・BDなどの小物を送る場合なら

ヤマト運輸なら”ネコポス” A4サイズまで195円、ただし厚みは2.5cmまで

日本郵便なら”ゆうパケット” A4サイズまで175円、ただし厚みは3cmまで

となります。

 

日本郵便の”ゆうパケット”の方が制限が緩くて、しかも安いのがうれしいですよね。ローソンまたは、郵便局で出すことができます。コンビニが貴重な田舎でも、郵便局はあるのでありがたいですよね。

ヤマト運輸の”ネコポス”ならファミリーマートセブンイレブンヤマト運輸営業所で出せるので、発送できる場所が非常に多いです。

どちらも通常料金よりお得になっていますが、その仕組みは、差額はメルカリ事務局負担だからです。それにより、全国一律料金を実現したので、普通に送るよりとってもお得なんですよ。サイト上では便宜上A4サイズと表記されていますが、3辺合計60cm以下かつ厚みが3cm以下ならOKなので、薄くて長いものも遅れます。例えば定規とか。

 

さてさて、本題に入ります。そんな中、両社とも「匿名配送」と言うサービスがありますね。店頭端末の操作では、宛先(購入者)の住所は都道府県名のみ、相手の名前は非表記で印刷されます。もちろん、控えの用紙には自分(出品者側)の住所や名前は全部印刷されますが、送り状には非表記なのでプライバシーの観点から出品者・購入者共にとても安心できます。

 

そんな便利な”匿名”サービスですが、メルカリ便の”匿名配送”には思わぬ盲点があります。

それが”追跡番号”。

この番号を使うと荷物の大まかな位置情報がわかるのですが、それと同時に地域名が出てしまうのです。もちろん、その所在地は集荷して保管している郵便局やヤマトの事業所、また、経由した事業所、配達する担当の郵便局やヤマト事業所などの”業者の位置情報”ですが、せっかく都道府県名のみの表記にしているのに、これを見ると”受取人(購入者)”の大まかな市区町村まで分かってしまうのです。出品者なら、発送する時は隣町へ行くなどすれば店舗が変わるので、表示される地域も変わりますけど、受け取る側は移動できないので大体の地域名が分かってしまう状態です。 

 

プライバシーに配慮した「匿名配送」なら、もっとしっかりシステムを構築してから出さないと、思いもよらぬ個人情報の流出につながります。控えの伝票には都道府県名だけですが、結局「追跡番号」を使うと大体の市区町村まで分かってしまう現状、、、。利用する時はある程度情報が筒抜けになることを想定しておく必要がありますね。「荷物届いたかな」と検索したら発見してしまいました。もちろん、私は悪用するつもりはありませんし、悪用の仕方が分からないので、相手の大まかな所在地を知ったところで「だから何だ?」って感じなんですけど。

 

「名前が出ないから安心」そんな程度の気持ちでの利用が良いと思います。

 

メルカリでは以前より、明らかな中古品を”未使用”と表記したり、そのまま買い物袋(スーパーのビニール袋)に入れただけの梱包で、到着時には中身が出てしまっているような、「嘘だろ?」ってくらいひどい出品者が居ましたが、”匿名サービス”が出来てから更に増加している気がします。メルカリは便利なので時々使いますが、匿名を利用した手抜きを実感することもあり、悲しい気分です。匿名を悪用せず、結局は”人対人”なので、お互いが気持ちよく利用できるよう、商品説明や梱包などにもきちんと気を配って楽しく利用したいですね。