頑張れ日本!なブログ

衰退傾向にある日本 でも日本は実は恵まれているのだ

♪お正月にはドローンあげて~ ベイブレード回して遊びましょ~

いつの正月か、実家で私の父が知人の5歳くらいのの子にこう言いました。

 

「あ、お正月だし凧揚げでもやるかぁ!」

 

するとその子はこう即答しました。

 

「やらなーい。つまんなーい。 パソコン持ってくればよかったぁ」

 

父は寂しそうにこう返しました。

 

「なんでぇ 楽しいぞぉ~」

 

しかしその子は興味無さそうに退屈そうな顔をしていました。

 

 

お正月には凧揚げてー 駒を廻して遊びましょー♪

という歌があるとおり、お正月には実家に家族や親戚が集まって、凧揚げをしたり駒廻しをしたり、福笑いやカルタを楽しむといったようなことは、私が幼い頃にやった(やらされた)遊びでした。

学校では駒廻しやけん玉が授業にあったりしましたからね。

 

しかし、はっきり言って今となってはそんな古くさい遊び楽しくも何ともないのです。(5歳でパソコンで遊びたいなど逆に生意気^^;)

私だって父親に付き合ってあげただけであって、本心はテレビゲームをしていた方が楽しいのに という感じでした。

遊びというのは時代と共に常に進化していて、不思議なのですが、数年前は最高に面白いと思っていた遊びを今やっても最高に面白くないんですよね。 テレビゲームなんて良い例です。「PS2のあのゲームは本当に面白くて凄かったなぁ  久しぶりにやるか♪     あれ? なんでこれにあんなにあの頃夢中になってたんだろ。 画像汚なっ   やーめたw」

となってしまうことが多いはずです。昔の楽しかった思い出を美化している、いわゆる思い出補正というやつです。

 

恐らく今でもコマ廻しや凧揚げを薦めてくる私の父親世代の人は、昔の遊びを楽しく感じていた頃から、改めてもう一度その遊びをやってみる機会がずっとないのでしょう。未だに思い出補正にかかっているのです。

なので凧揚げやコマ廻しを今の子供に勧めてくるのですが、すぐに父親たちも思っていたほど盛り上がらないことに気づくでしょう。

恐らくほとんどの子供はそんな古い遊びの誘いにはのらないため、父親たちは凧揚げの思い出補正から解かれることもなく、これからも子供達に凧揚げを遊ばせようとするでしょう。

 

 

風が吹いたときにしか飛ばなくて、頻繁に糸が絡み付いたり骨組みが折れたりする凧揚げなどより、自分で縦横無尽に操作して、画面でパイロット目線の運転や空撮もできる7000円ほどで買えドローンの方がよっぽど楽しいでしょう。

ヒモをクルクル丁寧に丁寧に巻いて、たまにぶつかって おー となる昔のコマよりも、ヒモをグインっと引くだけで誰でも簡単にカッコいいコマをガンガンと闘わせることができるベイブレードの方が楽しいです。

今の子供はヒモの巻き方にコツが必要で、中々上手に廻らないようなものにはすぐ嫌になってしまうでしょう。

 

新しいおもちゃなんかより、昔のおもちゃの方が風情を感じるのは確かなのですが、正直古臭くて面白くないです。そんなものより任天堂スイッチでも買って家族みんなでマリオカートやオーバークックでもしたほうが盛り上がってしまうのが現状なのです。

 

 

時代とともに子供たちがする遊びも変わってきています。

十年後二十年後には今私達が楽しいと思っている任天堂スイッチやドローンやベイブレードなどは、つまらない古くさい遊びとして子供たちに見向きもされなくなるのでしょう。

 

「ドローン? おじさんそんなのつまらないよ!  VRでジャングル探検して海賊を倒そうよ!」

となっているかもしれません。