収穫したクルミを盗まれた その件で感じた本当に価値のあるもの
私の家の庭にはクルミの木があって、毎年800個ほど収穫できる。
放置していると勝手に落ちて、道路に転がっていると誰かの頭に当たったり、散歩している人が一生懸命拾っていってしまうので、休みの日に5mほどある竹の棒で叩き落として屋根の上に登って今年も収穫した。
収穫したらすぐ食べられるわけではなく、洗ってから一週間ほど乾燥させないと、ちょっとクセがあって食べにくいのだ。その行程を全て終えて、先週段ボールに全てのクルミを集めてテラスに置いておいた。
それがあまりにも無防備だった・・・。
時々カラスが取りに来てるよと嫁に言われたので、翌朝出勤前に片付けようと思ったら・・・・あれ? クルミは??w
あれ!?www
ちーーーーーーーーーん(ToT)
すぐに悟った
一粒残らず盗まれた
なんだろう。ショックというか、そういう人間っているんだなって驚いた。
道路から家の庭を覗き混んで、しばらく様子見して狙っていたんだと思う。そして車を横付けして庭に侵入して盗んでいったのだと思う。
盗まれたことにショックというか、どこにでもそういうクソ野郎は一定数いるんだなということを実感して、人間に対して失望した。
まあ人間なんてそんなものなのだと思うけど、私がそういう人間を知らなかっただけだ。
なんかガッカリ・・・。
それに対して怒ることは当然なのだが、過去のことに対しての怒りって何の意味もなくて時間とか気分の無駄だなーと、初めての考えが湧き、今回の件では一切ムカついたりはしていない。
これはクルミが盗まれたことによる自分の成長に繋がったとプラスに捉えることができた・・・いや、そう考えるようにしている(笑)
昔の自分であれば、盗んだやつ死ねやと何日もイライラしていたと思う。あ、でも死ねやとは今回も思ったw 一瞬だけね^^;
盗人を許してはいけませんから。
で、それよりも感じたことがあります。
それは、
クルミがお金で買ったものでなかったこと。
え? タダで手に入れたものだから盗まれても諦めがつくって感じじゃないの? と思われそうですがそうではないなと。
盗まれたクルミは全て売っても20000円くらいなのだと思う。でも肝心なのはそんなことじゃない。
その盗まれたクルミには物語がある。春になって、木に新葉が繁って、あー綺麗だなぁと眺めた。そして夏になって実がなりはじめて、息子と「見て、クルミがなってるね」と眺めた。毎日毎日庭にでるたびに眺めてきた思いでのあるクルミなのだ。
だから悔しい。そんな自分の子供のように見守ってきたものが盗まれるとは・・・。
そのクルミの近くには夏から面倒みてきて少し前に汗かいて収穫したサツマイモがあったので、それは盗まれていなかったのでよかった。
本当に価値のある大切なものって金で買えないものなんだなぁ
と、この件で強く感じさせられました。
少なくとも私はですが。
昨日の朝、収穫直前の高級メロンを盗まれたと農家さんが嘆いているのを番組でやっていて、すごーーく気持ちがわかりました。私のクルミなんかは放ったらかしで採れたものですが、そのメロンは一株に一個しかならせないようにしてるとかで、すごく手間や相性がかかっているものと感じました。防犯カメラを設置していたらしく、夫婦でせかせかと盗んでいる姿が映っていたのですが、犯人が捕まらないそうです。車のナンバーも映っていたのに・・・。
農作物泥棒って本当にひどいよなぁ。
でも畑ってセキュリティどうすればいいのだろう。
どこにでも心のないクソ野郎っているんだということを学ばせられた数日間でした。