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衰退傾向にある日本 でも日本は実は恵まれているのだ

「非節水型トイレ」でむやみに節水するのは危険

10年以上前に登場した「パナソニック アラウーノ」をキッカケに急速に広まった"節水型トイレ"。その後は各社から続々と節水型トイレが登場し、どこかしらで利用したことがあるのではないでしょうか。節水型だと水の消費量は「大」で約5L。非節水型だと「大」で約13L。1回で約8Lとは、ずいぶん違いますね。

そして、従来型の「非節水型トイレ」を使用している家庭もまだ多いはず。我が家もそうです。そうした場合についついやりたくなるのが「節水の仕掛け」。「ネジで浮きの位置を調整する」とか「タンクにPETボトルを入れる」とか「専用の金具を付ける」などです。しかしそれ、結構危険なんです。『詰まる』リスクが非常に高くなります。

節水型トイレは文字通り節水、つまり"少ない水で流せるように設計"されています。便器の形状から配管の太さ、水を流す勢い、排水のタイミングなど、とにかく少ない水でしっかり流れるように専用の設計をしています。

一方、従来の非節水型トイレは"たくさんの水で流す設計"です。見た目の便器の形状はもちろん、見えない内部の配管の太さや形まで、節水型トイレとは全然違います。この便器で少量の水しか使わないと、知らず知らずのうちにヨゴレが蓄積されて詰まるんです。上記のような節水目的の仕掛けをした方は、「トイレットペーパーが残った!」なんて経験ありませんか?目に見えて分かる所ならまだいいですが、これが"外から見えない内部"だったら、、、と想像してみてください。詰まってしまい、業者を呼ぶと軽く1万円コースです。それだけならいいですが、溢れたとかとなると更に悲惨です。今まで節水出来ていても1回でもこうなったら全然元を取れません。節水の仕掛けは、今は問題無くても少しずつ蓄積されていって、ある時いきなり詰まることが珍しくありません。危険な掛けはやめましょう。

それでも、「どうしても節水したい!」と言う方は、自己責任ですが本来の使用量より5~10%少ない程度にしておきましょう。なお、PETボトルなど”物”を入れる節水は動いてしまい、引っかかって水が流れっぱなしになる可能性があるので、浮きの位置を調整するのがオススメです。