頑張れ日本!なブログ

衰退傾向にある日本 でも日本は実は恵まれているのだ

LEDにはブルーライトよりも深刻な問題がある

「LEDから出るブルーライトは危険!」

このような内容を一度は見たり聞いたりしたことがありませんか?現在、100円ショップにすらブルーライトを軽減するメガネが売っていたり、ブルーライトを軽減させるために画面の色を調整するPC/スマホ用アプリまであります。ブルーライト健康被害を懸念している現代の象徴ですね。

しかし、ブルーライトは自然界にもあります。それは『太陽光』。分かりやすい所で、海って青く見えますよね。あれは太陽光からの青い波長が奥まで届くからです。という事は、"人"は人類誕生の瞬間から太陽光からブルーライトを浴びてきました。そして、太陽光に比べればLED照明やTV、PC、スマホから出るブルーライトなんて、たかが知れている量です。なので、通常の生活においてはそんなに神経質になる必要は無いのではないでしょうか

 

それよりも私が気になっているのは、LED搭載機器の「フリッカ」つまり「チラつき」による健康被害

LED電球と白熱電球の両方を使用した事があればお分かりだと思いますが、LEDは非常に反応が速いです。スイッチONで瞬時に最高輝度になり、スイッチOFFで瞬時に消灯。一方、白熱電球や電球型蛍光灯はLEDに比べるとゆっくりしています。このように、反応速度が速いという事は、常に一定の安定した電気を流さないと、明るい・暗いを行ったり来たり、波打つことになります。この波打ちがフリッカ(チラつき)です。

さて、日本のコンセントは交流100Vで50/60Hzです。1秒間に50/60回プラスとマイナスを行き来します。これを"整流器"を使って直流化すると、そのまま1秒間に50/60回点いたり消えたりしますが、さすがにこれでは人間の目にも分かるので、駆動数を2倍にして"残像現状"を利用し、点灯しているように錯覚させます。「一般人が点滅してる事に気づかなければ良いや」という"消費者をバカにしたクソ企業"が既に市場に出しています。しかも、この駆動方式(パルスと言います)だと消えている時はLED部分の消費電力は"0"ですし、点滅タイミングを変えれば調光も可能なので、省エネ性能向上と発熱対策と長寿命化と調光機能搭載をまとめて実現できるのです。とどめにコストがとても安い。企業からすればメリットしか無いんです。そのため、このパルス方式は照明だけでなくスマホやPCにも幅広く採用されています。

しかし、これを身近に例えるなら、カメラのフラッシュを連続して焚いている状態で生活するのと同じです。このような高速で点滅している中で生活することってありましたか?自然界ではせいぜい雷くらいですね。普段から雷の光の中で生活しますか?しませんよね。

という事は、理論上、人間の身体はそれに耐えられるように出来ていないのです。

よく、TV番組などで映っているライトがチラついていたり、横に線が入ったりした映像は見たことがありませんか?それらはLEDのフリッカをカメラが捉えている証拠です。光の影響による有名な事件は、激しい光の点滅シーンで体調不良者が続出した通称「ポケモンショック」。もともと、パラパラ漫画のような残像効果を利用しているテレビは、通常約60コマ/分の高速点滅で動いているように見せているので、余計に影響が出やすいのです。これら光による体調不良は、「光過敏性発作」と言います。現状、既にLED照明による体調不良者も現れています。頭痛、肩こり、吐き気(嘔吐)、倦怠感、目の疲れなど、実に様々な被害が報告されています。

 

もし、「最近疲れやすくなった」とか「ここに居ると何故か疲れる」のような違和感を感じている場合、身近な所の照明がLEDではありませんか?また、「スマホやPCで疲れる」と言う方、それはブルーライトではなくフリッカが原因かもしれませんよ。

 

「LED照明とか平気なんだけどw」みたいな方も多いですが、LED照明やスマホ・PC・TVなどで調光機能を使ったとき、暗い方にすれば暗いのを実感しましたよね?

それ、点滅回数やタイミングの調整です。ということは、アナタもLEDのフリッカを体感しているのです。異変として症状が現れるか、平気かのどちらかであって、人間は誰でも点滅は感じ取れるのです。

※すべての照明が点滅回数で調整している訳ではありません。

 

なお、健康被害については過去に北海道で「職員が体調不良を訴える事件」がありました。

「え?そんな事件知らなかった!」って方は意外と多いはずです。あまり報道されなかったのは、スポンサーである家電メーカー各社とマスコミとの癒着でしょうね。こんな事件を引き起こしていて、尚も本格的な対策を取らない国と製造メーカー。まぁ、規制すると既に市場に出ているゴミ、、、いや欠陥品をどうするかと言う、新たな問題が出ますからね。結局、それぞれの利益の為に放置って事です。

この癒着を裏付けるかのように、国の方針で2020年までに従来型の蛍光灯などを使う照明器具は生産終了に追いやられます。交換用の白熱電球や蛍光灯はしばらく製造を続けるでしょうが、非常に困ったものです。地デジ化と同じように企業と国の利益優先主義がうかがえますね。