頑張れ日本!なブログ

衰退傾向にある日本 でも日本は実は恵まれているのだ

”免許返納して!”近所の高齢者の話し

昨年、近所のアパートに80代くらい(見た目)の高齢者が引っ越してきた。

足が不自由なようで、杖が手放せず、引っ越しをただ見守っているようであった。

その時は娘だろうか、40代くらい女性も居た。

 

それ以降、娘らしき女性の姿は見ない。

高齢者の1人暮らしか。

今年に入り、高齢者は歩行車を購入したようで、玄関に置いてあった。

 

だいぶ足腰が弱っているように見えた。

 

もちろん、ここまでは別に珍しくもない光景で、全然気にしていなかった。

 

そして先日、自宅周辺の道路(もちろん右側)を歩いていたら、わき道からボコボコの高級セダンが飛び出てきた。

「あぶねぇ、どこ見てるんだよ!?”止まれ”の標識見えてるのか??」

運転手は高齢者。”あれまw”って感じの表情だった。

「マジかぁ・・・」

その時はそんな程度で流していた。

 

そして翌日、たまたま駐車場にいたら、あの高齢者が杖をついてとぼとぼ歩いてきて、ボコボコの高級セダンに乗り込み、颯爽と出て行った。

高齢者のいる場所は運転席。

「マジか・・・」

そして、ピンと来た。

「ん?・・・」

見覚えのあるボコボコ高級セダン・・・。

「こいつか!!」

 

そういえば駐車場には凹みや擦った跡が満載の無残な高級セダンがずっと止まっていた。

高齢者が入居した時期と同じくらいからあった。

そうか、これはあの高齢者のクルマだったのか。

 

いや、ちょっと待て!

高齢者マークとか何もつけてないじゃないか!!

それに普通のクルマだろ?

こんな足腰の弱った老人が運転して大丈夫なのか??

 

僕の頭の中にあの事故がよぎった。

”上級国民”による自動車を使った殺人。

 

身近にも居たのか・・・。

 

そういえばこの高級車があったり無かったり、使っている形跡はあった。

しかしながら、、、辞めてくれ、、、。

 

家族はどう思っているのだろうか。

何故、止めないのか。

そもそもこの高齢者は自覚があるのだろうか。

 

仮に、僕の祖父母や両親が良い年齢になった時、免許返納の話しを自ら切り出したなら、「かっこいい!」って思います。もちろん、賛成。

周りで危ないと感じて、皆で言ってしぶしぶ返納でも「潔い決断」だと思います。

しかしながら、取り返しのつかない事態にまでなってから返納、いや、取り消しなら「最低」としか思えません。

 

「免許を返したらさみしい・・・」

そんな意見があるようですが、クルマの運転免許が1つ無くなったくらいでさみしいなんて、今までの人生で何をしてきたの?って感じです。

 

僕ら若い世代からすれば、”自らの判断で免許返納”って「かっこいい事」です。

カッコイイ高齢者になりましょうよ。