頑張れ日本!なブログ

衰退傾向にある日本 でも日本は実は恵まれているのだ

マイクロプラスチック問題は既に食卓に・・・

先日の記事に関連します。 

 

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ポリ袋と共に話題になるのが「マイクロプラスチック」。

”マイクロ”と付くように、簡単に拾えるサイズのゴミではありません。定義は様々ですが、要は非常に細かいブラスチック片です。プラスチック製品が経年劣化で割れた(壊れた)のは多くの人が経験していると思います。それが海や地中で起きたら回収は難しいですよね。

 

PETボトル飲料から検出されたとか、「え!?うそ??」って思うような海外の研究結果がどんどん公表されているのですが、日本のメディアは取り上げませんね。大人の事情、いや、スポンサーだから”カネの問題”で報道できないんでしょうね。まぁ、プラスチックに入った食品から検出されても不思議ではありません。開封時の摩擦などで入るのは想像できます。

 

そんな中、既に海に行ったマイクロプラスチックが私たちの家庭に戻ってきているのです!

 

それが、食塩

 

海外の研究では、市販されている”塩”に微細なプラスチックが混入していると発表されました。もちろん海水から作った塩です。日本含む世界で様々なメーカーの塩を検証し、含まれる割合は違うけれど、海水から作った塩はすべてからマイクロプラスチック片が検出と言う結果が出たそうな。確かに、マイクロプラスチックは塩の粒と同等かもっと小さいものもありますから無理もありません。

もちろん、岩塩など人類がプラスチックを作り出す前の時代にできた塩には含まれていないそうです。

 

まぁ、プラスチック製の食器やまな板、容器に食品を触れさせている以上、微量ながら擦れたりして混入しているのは目に見えて事実です。マイクロプラスチックを含まない岩塩が入っている容器がプラスチックでは塩で研磨されて結局口の中に入りますし。

ただ、現時点では人間の体には吸収されないサイズなので、便として排出されるそうですけど。

 

排出元としては、不法投棄(ポイ捨て)はもちろんですが、日常生活にもマイクロプラスチックを生み出す行為・行動がたくさんあるのです。

日用品では、スクラブ入り洗顔料など。スクラブはプラスチックの粒です。それは当然、マイクロプラスチックごみになります。下水処理場でも取り除けません。

※一部で炭やカルシウムなど自然由来の原料を使っている製品もあります。

 

フローリング用シートやウエットティッシュなどもプラスチック系原料であり、微細な繊維はマイクロプラスチックごみとして屋外に出ます。

 

そして、一番厄介なのは私たちが普段着ている衣類。ほぼすべての人が何かしらのプラスチック製衣類を持っていますし、衣類は1人1枚だけなんてことはまず無いので排出される量が多いです。

着ている時に動けば舞う繊維くず(マイクロプラスチック)。空気中に舞ったら回収は困難です。そして、洗濯して糸くずネットで取れなかった繊維くずは下水処理場でも回収できません。

 

話しは戻りますが、海に行ったプラスチックゴミを巡り巡って人間も食べているんです。自業自得とはまさにこのことですね。これは事実であり、止めることはできません。世界を巻き込んで対策が急がれます。

”ミサイルがー”とか”対応が媚びててー”みたいな、小学生でも「くだらない」と思う醜いケンカをしている場合ではありません。このような大問題を解決するための”偉い人”なんじゃないですか?仕事をしてくださいよ。

 

我々消費者はポイ捨てしないはもちろんですが、衣類や靴の素材など、様々な部分から天然物を選ぶしかありません。一人一人が意識を変えれば大きな力になります。

一人一人がプラスチックを生活に取り込んだからマイクロプラスチック問題が浮上したのです。今度は一人一人がなるべく避ければ大きな成果が得られるはずです!